筋電図バイオフィードバック
図7筋電図バイオフィードバック
A:背筋上部(背すじを伸ばす筋)に電運を貼付
B:筋電図バイオフィードバック計(筋活動をブザー音に変え本人に知らせる)
図8 筋電図バイオフィードバックによる姿勢矯正
悪い姿勢:背筋上部はあまり動かないので、筋電図バイオフィードバック計のブザー音はならない 良い姿勢:背筋上部が強く働き、筋電図バイオフィードバック計のブザー音がなるので。姿勢矯正が容易になされる
悪い姿勢:背筋上部はあまり動かないので、筋電図バイオフィードバック計のブザー音はならない
良い姿勢:背筋上部が強く働き、筋電図バイオフィードバック計のブザー音がなるので。姿勢矯正が容易になされる
背すじを伸ばす等を意識した歩行は、日常歩行や大股速足のエクササイズウォーキングに比べ、使われる筋、姿勢等に及ぼす効果も異なった。それゆえ、上述したように、日常歩行に背すじを伸ばす等を取り入れた歩行様式をニューエクササイズウォーキング9〕(New exe-rcise walking)と呼ぶことにした(図6)。
このニューエクササイズウォーキングは、速度を上げることなく、腕振りも自然であるので、街中においても人目を気にせず行なうことができ、姿勢も矯正され筋活動の面から十分運動となることが示唆された。実際、日常歩行に比べ、躯幹筋・大腿筋の多くの筋を積極的に使うので、普段運動不足であまり筋肉を使っていない人には、推奨できる歩行法であると考える。
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